股関節／人工股関節置換術の術後について

当院では麻酔科医師の協力のもとマルチモダール鎮痛法（多用式鎮痛法）を実践し、「筋力低下」や「拘縮」が進行しないように、手術の翌日からリハビリを開始しています。
「痛くて動けない」という苦痛がないよう努めています。また、翌日から開始することに不安がある場合は、ベッド上でマッサージを兼ねたリハビリに切り替えるなど患者さんの体調を考慮したうえで行っています。

人工股関節置換術を受ける方は、年齢や性別などさまざまです。
仕事やご家庭とのバランスから早期退院・早期復帰を望まれる場合は、約2〜3週間程度で退院し、通院リハビリに切り替える選択肢もあります。

一方で高齢の患者さんには、退院後、日常生活への不安が解消されるまでじっくりとリハビリに向き合いたい場合や、他施設で手術を受けた方がリハビリ目的で当院に転院される場合などは、回復期リハビリテーション病棟にて約3ヵ月のリハビリを行い、在宅復帰・社会復帰を目指す選択肢もあります。

当院にある回復期リハビリテーション病棟では、リハビリ目的で転院も積極的に受け入れ・対応中です。
じっくりとリハビリに向き合いたい・以前のように在宅復帰や社会復帰をするために、身の回り動作(トイレや入浴など)を中心としたリハビリに取り組みたいなど、ご要望や生活環境に合わせた集中的なリハビリ訓練を提供しています。

転院については、現在入院中の病院と当院の担当者が手続きを進める形になります。
転院先を探している・詳しい内容が知りたいなどのご質問やご相談は、病院代表（0798-33-0601）から地域連携室あてにお電話ください。「リハビリ目的の転院について」と添えていただければ担当者へ繋がりますのでお気軽にご相談ください。