当院について About us

さまざまな段階のリハビリテーション

「リハビリテーションが必要ない患者さんは存在しない」という考えに基づき、すべての病棟で積極的なリハビリテーションを⾏っています。それぞれの病棟の患者特性や制度に応じた、最適なリハビリテーションを常に考え実践しています。3種類の病棟でリハビリテーションに取り組むことで、それぞれの病棟のリハビリテーションに良い化学変化が起きています。

チーム医療を実践しより良い医療と介護の提供

高齢の⼊院患者さんの多くは、年齢を重ねるごとに積み重なってきた⾝体的問題を、⼤⼩さまざまに抱えています。解決すべき問題が複数ある場合、リハビリテーション、看護、介護、栄養など、患者さんの⽣活をサポートする多くの機能とスタッフが協⼒するチーム医療が不可⽋です。チーム医療が機能しなければ、良い成果(アウトカム)も達成されません。当グループでは、チーム医療を強化するためのさまざまな取り組みを⾏っています。

匿名加工情報の作成及び第三者提供について

DPC制度の導入の影響評価及び今後のDPC制度の見直しを図る目的で、厚生労働省が収集し管理する情報となるデータ(DPCデータ)を作成しております。

また、審査支払機関への請求のため診療に係る費用を診療報酬明細書(レセプト)として作成しております。DPCデータは、診療録からの情報および診療報酬明細書からの情報で構成されており、レセプトデータは、医療機関情報・保険者情報・診療行為情報・医薬品情報・特定器材情報等から構成されております。

DPCデータ並びにレセプトデータを利活用することで、医療の質向上および病院経営の改善に役立てることが可能になるため、匿名加工後のデータを第三者へ提供しております。

第三者提供するこれらのデータは氏名、住所、電話番号は含みません。なお、地域傾向や受診年齢層等を分析する必要があるため、郵便番号(上3桁のみ)、生年月日(生年月及び入院時年齢に変換を行い100歳以上は100歳に一括り)、各種保険証に関する情報については保険者番号(健康保険事業の各運営主体を示す番号)のみを含みます。

当院は上述の通り、診療情報から匿名加工情報を作成(毎月継続)し、第三者に提供しております。

匿名加工情報の提供の方法

データを暗号化後、提供先が運用管理するサーバへのアップロードまたは、外部記録媒体を郵送する方法で提供します。

匿名加工情報の安全管理

作成した匿名加工情報は、第三者提供後速やかに削除し、当院で匿名加工情報を保管あるいは利用しません。

日本整形外科学会症例レジストリー(JOANR)構築に関する研究についてはこちら

臨床研究に関する情報公開について(オプトアウト)

個人情報保護に関してはこちら

地域のみなさんに対して

2021年4月から整形外科の土曜日午後診療を開始し、月曜日から土曜日まで午前・午後ともに診療を行っています。
地域のみなさまに向けた活動として、毎年11月に「地域交流祭」を開催し、健康教室や子ども向けイベントなどを行っています。

サポート活動

2021年からJリーグのガンバ大阪とスポンサー契約を締結しています。当院の整形外科医や理学療法士が医療提供・リハビリ提供を行っており、プロ選手以外にも近隣の大学のチームドクターやトレーナー活動を行っています。サッカー以外にもさまざまな競技をサポートできるよう尽力してまいります。
また、2022年から西宮市に拠点を置くSWH西宮 Futsal Clubとスポンサー契約を締結しました。男女ともにスポーツに取り組む選手とジュニア世代も含め、サポートしてまいります。

「絶対に見捨てない」プロジェクト

01. 目的を持った離床

実は、安静が必要な病態は限られています。不必要な安静により心身の機能はすぐに衰えてしまいます。これを廃用症候群と言います。廃用症候群を起こさないためにも積極的にベッドから離れ、楽しく目的を持った離床を促すことが大切です。

私たちは各病棟に離床コーディネーターを配置して、積極的な離床にスタッフ全員で取り組んでいます。

02. 多剤内服

たくさんの病気に対してお薬を重ねていくうちに種類が増えてしまったり、症状がなくなったのにお薬を続けてしまっていることがあります。さまざまな研究で、5種類以上の内服は、薬物相互作用の頻度が高くなることがわかっています。「足し算の処方」から「引き算の処方」へと考え方のシフトが必要です。

全ての患者さんへ、負担のかからない最善のお薬を。私たちは本当に必要なお薬だけを提供します。

03. 口から食べる

病気や老化、長期間の絶食などにより飲み込む力が低下して、口から食べることができなくなることがあります。適切なリハビリテーションにより、 再び口から食べられるようになる患者さんは少なくありません。

もう一度、口から食べる喜びのために。私たちは口から食べられる可能性を最後まで考え、全力を尽くします。

04. うれしい食事

適切な栄養がとれないと病気は治らず、リハビリの効果も出てきません。あらゆる状態の患者さんに適切な栄養を提供できるよう、多種多様な献立を用意しており、行事食や週1回の郷土料理など、季節感や変化に富んだ献立になるように工夫しています。

みんなが楽しく、食事に関心を持てるように、私たちは取り組みを続けていきます。

05. 自分でトイレ

実は、尿道カテーテルが必要な患者さんはほとんどいません。本当は必要なくなっているのに、なんとなく続いているということが多いのです。当グループではできる限り尿道カテーテルをなくし、自分の力で排泄できるよう他職種で支援していきます。

自分の意思でトイレへ行き、自分の力で排泄をする。そんな生活の中の当たり前を取り戻すため、膀胱直腸機能リハビリテーションを積極的に行なっています。

06. 身体抑制

自分の意思に反して、ベッドに体を縛り付けられて、不安と恐怖に怯えない人はいるのでしょうか。自分の事として想像すれば誰でもいけない事だとわかるのに、なぜ自分でないとこの当たり前を忘れてしまうのでしょうか。

身体抑制をせずに患者さんの安全を守るためにはどうするべきか。私たちは常に真剣に考えて行動します。