検査時のX線(放射線)被ばくについて
当院では、身体に影響があると言われているX線(放射線)を使って検査をしています。
その検査は、病気やケガなどを早期診断するために必要なものです。
今回は、X線(放射線)検査の被ばくの影響についてご説明します。
X線(放射線)の量はどれくらい?
X線を受けた部位によって身体への影響は異なりますが、身体に影響が出ると言われている線量は「200mSv以上の被ばく」と考えられています。
例えば、健康診断などで撮影する機会が多い胸部X線(放射線)を1回撮影すると0.06mSvの線量を受けることになります。
通常のX線(放射線)検査での放射線の被ばく量は少なく、
身体に影響を及ぼすことはありません。
1年間で胸部撮影を3回撮影した場合でも、
胸部撮影による被ばく線量は「0.06mSv×3回=0.18mSv」です。
身体に影響が出る「200mSv」よりもかなり少ない値となります。
普段の生活をしているだけでも年間2.4mSvほど自然放射線を受けています。もし、放射線について少しでも不安なことがある方や妊娠中の方は、X線(放射線)検査を受診する前にお声がけください。
放射線部