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スタッフコラム

「ジョーンズ骨折」をご存じですか?

「いつのまにか骨折」という言葉を12/27のスタッフコラムでご紹介しましたが、スポーツ外傷にもいつのまにか起こる「ジョーンズ骨折」という骨折があります。

ジョーンズ骨折とは

ジョーンズ骨折とは、足の小指の付け根を疲労骨折した状態を言います。
ジョーンズ骨折とは、足の小指の付け根を疲労骨折した状態
スポーツによる小指側への過度な負荷や疲労の蓄積が原因のひとつです。手術をしないと、再骨折や骨癒合が得られない可能性があるため、スポーツ復帰をする場合は「手術が第一選択」として、競技復帰まで術後3~4カ月ほど時間が必要だと言われています。

骨折を防ぐには

ジョーンズ骨折をすると、「手術」+「運動中止」という対処法になりますが、ジョーンズ骨折に「なりかけている状態」で発見できると、運動を中止することなく「リハビリテーション」+「用具」で治癒が可能になる場合もあります。そのため、ジョーンズ骨折になりかけている状態を発見することが大切です。足の甲の外側をグッと強く抑えて押した箇所に痛みを感じるようであれば、ジョーンズ骨折になりかけている可能性がありますので、まずは整形外科にご相談ください。
足の甲の外側をグッと強く抑えて押した箇所に痛みを感じる

用具の調整も大切

そのほかの予防策に「シューズの選びかた」があります。
走るトレーニングは必ずランニングシューズに履き替える、サッカーのスパイクを選ぶときには、ポイント形状をブレードタイプではなく丸型タイプにするなど、用具を調整することで予防に繋がります。リハビリテーションで小指側への過度な負荷や蓄積が生じないようにすることも大切です。

痛いときは迷わず病院へ

ジョーンズ骨折は、再発する人も多く、未然に防ぐ対策と骨折したときには早期の発見・適切なリハビリがとても重要です。かかりつけの病院をお持ちの場合は、痛みを我慢せずに病院での受診をおすすめします。

当院での受診をご利用される場合は、スポーツ整形外科も担当している医師が診察をする月曜・水曜・木曜・金曜にご相談していただく方法もあります。

スポーツにケガはつきものですが、用具の調節と早めの対処でジョーンズ骨折をしないように心がけていきましょう。

スポーツ整形外科
アスレティックリハビリテーション