高齢者レクリエーションについて
レクリエーションは高齢者にとって「脳の活性化」「身体機能の向上」「生活の質を高める」という役割があります。
今回はレクリエーションの役割と当院の取り組みをご紹介します。
レクリエーションの役割とは
脳の活性化
折り紙や塗り絵、手芸等の作品づくり、しりとりやトランプなどは普段とは異なる脳の部位を刺激し、認知症予防などに効果が期待されています。
身体機能の向上
じゃんけんやグーパー運動、ラジオ体操などの体を動かすレクリエーションは、身体機能の維持と向上、ストレス解消にも役立ちます。
特にラジオ体操は、3分間で効果的に体を動かせるように考えられています。ストレッチの動きもあり、座ったまま上半身を動かすことができます。音楽に合わせ無理なく体操できると当院でも好評です。
生活の質を高める
脳機能や身体機能が活性化され、周囲の方とのコミュニケーションが増え、笑顔が多くなり精神的に豊かになります。
ただし、レクリエーションを行うことだけに注力せず、注意することも必要です。
- 興味に合ったものを選ぶ
- 難しすぎず簡単すぎないように工夫する
- 今までの生活や特技を活かせるようにする
- 実施記録をつける
- 熱中しすぎないように適度に声をかける
当院での取り組むレクリエーションとは
現在、デイケアでは昼食前のラジオ体操や折り紙、塗り絵、オセロ、麻雀などの余暇活動と季節に合わせた装飾物を作成しデイケア正面入り口に飾っています。
また最近では、チラシを使った編み籠作りに挑戦しています。
今後は、紙粘土、はり絵、ペットボトル作品など種類を増やして、利用者さんにとって取り組みやすい場をご提供できればと思っています。
デイケア 介護福祉士