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スタッフコラム

冬の関節痛について

2021年がはじまり、昨年末からの急激な寒波により平地でも雪が降るような日が続いています。
寒い季節はどうしても「腰が痛い」「膝が痛い」といった関節痛の症状が出ている方がいらっしゃいます。
なぜ寒くなると痛むのか・・・。今回は、よくある原因と対策をご紹介します。

なぜ痛む?寒い季節の関節痛

まず、冬に関節が痛くなる原因は「寒さによる血行不良」になっていることが考えられます。
そのことにより交感神経が過敏になっていることが要因のひとつとして挙げられます。
痛みの悪循環

血行不良になると痛みが出るの?

寒くなると血管が収縮し、筋肉の緊張も高くなります。そして血管や筋肉が縮むと、末梢循環が悪くなり、組織が酸素欠乏の状態になります。
そうなると痛みの物質が産生されます。痛みの物質が産生されると、交感神経の緊張が強くなります。交感神経の緊張は、血管の収縮するように働き、負のサイクルにどんどん陥ってしまいます。
痛みがあれば必ずこのような悪循環になるというわけではありませんが、なかなかここから抜け出せなくなってしまう可能性があります。

どうやって対策したらいい?

まず、寒い季節に関節をいたわるために「身体を冷やさないこと」が基本になります。

  • 温かい服装を心がける
  • 温かい食事や温かい飲み物を摂る
  • シャワーではなく湯船にゆっくりとつかる など

そして身体を少しでも動かすことも重要になってきます。
寒い時期の急な運動は逆に痛みを誘発する恐れがありますので、ゆったりとストレッチを行ったり、ゆっくりと関節の曲げ伸ばしをするなど試してみてはいかがでしょうか。

ちょっとだけ…食事量にも気を遣う

最後に、「お雑煮やおせちをたくさん食べて体重が増え、腰や膝が痛い…」という食べ過ぎによる関節痛は、十分注意したいところです。栄養部が書いた以下のコラムもぜひ参考にしてください。
皆様にとって2021年が素晴らしい1年になるよう心よりお祈り申し上げます。

リハビリテーション部 訪問リハビリ一同