急激な血糖値の上昇を抑える食べ方のコツ
2016年の厚生労働省が実施した国民健康・栄養調査によると、日本の糖尿病人口は予備軍も含めると2,000万人に上り、6人に1人が糖尿病と関係がある状態です。今回は、血糖値が気になりはじめた方へ、すぐに実践できる食事のコツをお伝えします。
野菜から先に食べる
食事をはじめるときは、サラダなどの食物繊維が多いものから食べると、野菜に含まれる食物繊維が血糖値の上昇を緩やかにしてくれます。また、満腹感も得られやすくなるため食べ過ぎを防ぐことができます。最初は野菜から食べましょう。
早食いをしない
短時間で食べものが体に入ると、急激に血糖値が上がってしまいます。慌てずに1回の食事を20分以上かけて食べると食後の血糖値の上昇を抑えられます。いつもより10回噛むことを意識すれば、自然とゆっくり食事ができます。
味付けは薄味で
濃い味付けの主菜や副菜があると、白米の量が増える傾向にあります。食事の味付けを薄味にすることで、白米の量を無理なく減らすことができます。
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極端な食事制限は、食事の楽しみを奪うことになりがちです。血糖値は1回の食事から少しずつ工夫できます。ぜひ一度、試してみてはいかがでしょうか。
栄養科