福祉用具について
福祉用具と聞いて皆さんはどんなものを思い浮かべますか?車いすや介護用ベッドのほかにも高齢者の自立に役立つものや手助けするものなど、介護者の負担を軽減するものは多数あります。
今回は福祉用具について簡単に説明したいと思います。
介護保険でレンタルできるもの
自宅での暮らしを支えるために、心身の機能が低下し、日常生活に支障のある人は、生活支援のための福祉用具を借りることができます。利用者負担はレンタル料の1~3割負担です。
※要支援1・2と要介護1の人は◎の用具は原則としてレンタルできません
- 手すり
- 歩行器
- 歩行補助杖
- スロープ
- 車椅子 ◎
- 車椅子付属品 ◎
- 床ずれ予防用具 ◎
- 体位変換器 ◎
- 特殊寝台 ◎
- 特殊寝台付属品 ◎
- 認知症老人徘徊感知機器 ◎
- 移動用リフト ◎
- 自動排泄処理装置(交換可能部品を除く)
※便が自動的に吸引されるものは原則として要介護4・5の人が対象 - 腰掛便座(据置式便座、ポータブルトイレ等)
- 入浴補助用具(バスボード、浴槽内椅子、入浴用いす)
- 移動用リフトのつり具部分
- 自動排泄処理装置の交換可能部品
- 簡易浴槽
介護保険で購入できるもの
入浴や排せつなどに用いる福祉用具のうち5品目については年間(4月~3月)で10万円を上限に、いったん全額を支払ったあとに介護保険から払い戻される「償還払い」として購入費用の7~9割が払い戻されます。手続き方法や書類の様式は市区町村によって異なりますので詳細はお住いの市区町村のホームページ等でご確認ください。
まずは相談! 適切な福祉用具を選ぼう
レンタルや購入を希望される場合は、まずは担当のケアマネージャーや地域包括支援センターにご相談ください。
また、当院に入院されている方は、地域連携室の相談員にお気軽にご相談ください。各部署と連携し適切な福祉用具をご提案させていただきます。
地域連携室