こどもの「言葉」を増やすには?
小児発達外来では、ご自身のお子さんと二語文、三語文を話すお子さんを比べて、「言葉が出ない」「しゃべるようになるのが遅いのでは」という不安な気持ちをお聞きします。子どもの発達状況はさまざまですので一概には言えませんが、まずは発声や体を動かしながら声をたくさん出すことから始めると「言葉が出やすい」こともあります。今回は、ご家庭で試していただける方法をご紹介します。
普段の遊びを活用!
言葉を話すまでに、子どもは日常生活でさまざまな体験を得て、準備を行っています。楽しいときやうれしいときは、自然に声がたくさん出ますので、そういった「声が出やすい体験」を今よりも少し増やしてみることも大切になってきます。ほかにも、お子さんが出している声を大人が真似して繰り返すことや、お子さんの行動を実況中継のように隣で言ってあげることも効果があります。
当院での取り組み
当院では「言語療法」という言葉の訓練だけでなく、「作業療法」という体を動かしながら発声や言葉を促していく方法から始めていく場合もあります。以前、小児リハビリテーションの記事にてご紹介もさせていただきました。またお問い合わせいただいた場合は、お子さんの様子と合わせてご説明などもさせていただきます。
「声はたくさん出るけど不安で」「やっぱり言葉の遅れが気になる」など、お悩みごとがある場合には、お気軽に当院にお問い合わせください。
臨床心理士