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スタッフコラム

桜の効果について

桜が開花すると「お花見」に出かけるひとも多いかと思います。
桜を眺めながら楽しむ「お花見」には、心と体に良い影響を与える科学的な要因が関係しています。

桜でリラックス&ストレス解消?!

桜の木から放出されるフィトンチッドという香気成分には殺菌作用があるとされ、この物質を人間が吸い込むことで、興奮が抑制され精神の安定につながり、リラックス効果がもたらされると言われています。お花見の際に深呼吸をしながら花を眺めることで、心身ともにリラックスする効果が期待できます。

ピンク色にも効果あり?!

また、桜に限らず、ピンク色には「優しさ」や「愛情」を感じさせる心理的な効果があります。特に桜の淡いピンク色は「視覚」を通じて心を落ち着かせる作用があり、桜の木の近くにいることで、ストレスホルモンのひとつ「コルチゾール」の分泌を抑えることが研究によって示されています。具体的には以下のような効果があります。

  • 女性ホルモンの分泌を促す
  • 愛情や思いやりの気持ちを高める
  • 緊張を和らげ優しい気持ちを引き出す
  • 脳を活性化させる

お花見で運動効果や免疫力アップに?!

お花見は、座って桜を愛でるだけでなく、桜並木を散策したり、ピクニックの準備をしたりと、自然と体を動かす機会が増えます。適度に体を動かすことで血流が改善され、筋肉の緊張がほぐれます。さらに、桜を求めて散策することでビタミンDが生成され、骨の健康や免疫機能の向上にもつながります。
また、お花見を通じて友人や家族との会話が増え、笑うことで「幸せホルモン」と呼ばれるオキシトシンの分泌が促されます。さらに、お花見を楽しみにする気持ち自体が免疫力を高める「ナチュラルキラー細胞」の増加にも役立ちます。このような科学的にもさまざまな健康効果が期待できますので、少しでもリフレッシュできる時間を楽しんでみてはいかがでしょうか。

さっそく実践!夙川でお花見!!

少し前になりますが、回復期リハビリテーション病棟(4階・2階)にて、4日間連続でお花見を開催しました。
患者さんのリハビリ時間や体調に配慮しながら、スタッフとともに病院の外にある夙川沿いまで移動し、一緒に散策を楽しむことができました。
院内の桜もきれいですが、夙川沿いの桜並木は圧巻の景観でした。次回も、また散策を企画できればと思っています!

看護部