習慣づけよう!運動の「前と後」のストレッチ
運動しやすい気候になりましたが、運動と合わせて行う「ストレッチ」の目的をご存知でしょうか。
今回は、運動前のストレッチ(ウォーミングアップ)と運動後のストレッチ(クールダウン)についてご紹介します。
ここが違う!ウォーミングアップとクールダウン
「運動前のストレッチ」と「運動後のストレッチ」は同じような動作に見えますが、ストレッチの目的が異なります。
運動前(ウォーミングアップ)
(目的)ケガの防止、準備体操としてのストレッチ
運動を行うための身体の準備、その運動に対する能力を最大に発揮できる状態をつくることが目的です。特に、大きな筋肉をほぐして血流をよくすることで筋肉や関節の可動域が広がりケガの防止につながります。
運動後(クールダウン)
(目的)使った筋肉のケアや疲労回復を早めるためのストレッチ
運動後に筋肉の緊張をほぐして、疲労物質を排出しやすい状態にすることが目的です。運動前とは異なり、ゆっくりと筋肉を伸ばすストレッチが効果的です。
運動終了後から時間を置かずにストレッチを行うことで、翌日に疲れが残りにくくなります。
ストレッチは「筋腱傷害の予防」「競技パフォーマンスの改善」「筋疲労の回復促進」「筋肉痛の緩和」などの効果が得られますが、無理に筋肉を伸ばしたり、やりすぎてしまうと効果が得られなくなります。ストレッチの正しい目的を覚えて、運動の「前と後」にストレッチ習慣を身につけましょう。
リハビリテーション部