股関節を適度に「ゆらす」効果とは?
日常生活で意識することは少ない股関節。ときどき違和感や痛みを感じていませんか。不調を感じたときに整える方法をご紹介します。
股関節の役割は想像より大きい
股関節は全身の大きな筋肉群(腸腰筋や大腿四頭筋など)が集まる下半身の中心的な関節で、あらゆる動作をするときの基点となっているのが股関節です。股関節を動かすと血流やリンパの流れが活性化し、むくみや冷えの改善が期待されています。
何事も「徐々に」「適度に」
ですが、使っていない股関節を突然強引に動かすことはおすすめできません。股関節は全身の運動に大きな影響を与えているため、股関節が硬くなったり弱くなったりすると、ほかの部位の動きにも悪影響が及びます。今回は「ゆらして整える」方法をご紹介します。
股関節をゆらす動きで整えよう
日常的に座りっぱなしでいる人は、股関節が固まりやすくなります。座りっぱなしで運動ができないときに、「ゆらす動き」がストレッチ代わりとして取り組みやすいです。また、股関節をゆらすことで周囲の筋肉や関節がほぐれ、柔軟性が高まります。
特にデスクワークや長時間の立ち仕事をしている方には、股関節をゆらす動きがおすすめです。
ゆらすだけで効果はある?
足をゆらゆら揺らしたり、手を擦り合わせたりすると、その部位が温まる感覚が得られます。筋肉を揺らしてあげることで、その周辺の筋肉は血液循環が良くなって温まります。筋肉は血液循環が良くなって温まると筋肉は緩みやすくなります。また揺らすことで関節周りがほぐれ、骨格の歪みを整えることにも繋がります。
股関節、どうやってゆらす?
今回は過去にご紹介した「片脚30秒のながら股関節ストレッチ」の簡易版をご紹介します。
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ながらストレッチから健康習慣を
「股関節をゆらす」だけのシンプルな動きで「血流促進・姿勢改善・腰痛予防」などさまざまな効果があります。手軽に取り組める健康習慣として、毎日の生活に取り入れてみてください。