まもなく春節です。春節とは中国をはじめ東アジアの国々で祝される旧暦の正月のことですが、今回は日本の正月と比較してご紹介します。

日本の正月料理は？！

例えば、日本のお正月に食べる「おせち料理」には「めで鯛」などの語呂合わせもあれば、長寿や健康を願ったり、縁起もの、地方の特産物を含めながら野菜も豊富に使われ、ビタミンやβ-カロテン、カルシウムなども多く含まれます。

春節の料理は大晦日から始まる？！

中国では、日本の大晦日にあたる「除夕夜」に食べる食事「年夜飯」には食べきれないほどたくさんの料理を用意して、家族そろって盛大に食べる風習があります。日本の「おせち料理」のように縁起を担いだ食材が使われます。
例えば、日本の「鯛」のような語呂を合わせた魚はありませんが、魚料理を必ず食べる風習があります。これは、魚の発音が「裕福」「余裕」という単語と同じであることから縁起ものとされているからです。また、大晦日の夜12時頃に作り、深夜1時頃に「餃子」を食べるそうです。これは、餃子が昔のお金の形に似ているため、春節に餃子を食べることで、繁栄を意味する縁起を担いでいます。

やっぱり似てる？！正月と旧正月

ほかにも旧正月の「縁起物」といわれる食材について、比較してみました。

一番違うのは、日にち？！

実は一番違っている点は、日程かもしれません。中国の旧正月・春節は、太陰太陽暦に基づいているため、具体的な日付は年によって異なります。おおよそ1月21日から2月20日の間に祝われる、とされています。今年は2月10日です！