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スタッフコラム

握力測定で健康を見直そう

当院の回復期リハビリ病棟では、入院時に握力測定を実施しています。
握力は簡易的な筋力の指標として用いられており、腕の力だけではなく、全身の筋力の指標として考えられています。そのため、スポーツ庁が実施している体力テストの検査項目のひとつにもなっています。今回は「握力」について詳しくお話したいと思います。

今の握力、ご存じですか?

最近、握力を測定した記憶はありますか?
記憶を学生時代までさかのぼることもあるかと思いますが、これまでに実施されてきた握力測定の結果では、男性は30代、女性は40代をピークに緩やかに低下していく傾向が見られます。筋力の低下などが気になる方は、ご自身の握力がひとつの目安になるかもしれません。

握力測定_01

*令和3年度統計データ一部抜粋

握力把握が健康を見直すきっかけに?!

加齢による心身機能の低下などで起こる「フレイル」や「サルコペニア」は、握力測定の結果も診断基準になっています。腕の力が衰えることで、さまざまな病気につながっていく可能性が関連しているとされています。令和4年度に実施された健康実態調査において、運動習慣に関する調査で「なかなか運動できていない」と答える方が多かったことが報告されています。
10月に入り、暑さが少しずつ和らいでくる時期ですので、少しでも体を動かす習慣を作っていただければと思います。

理学療法士

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