離床の取り組みについて
当グループで取り組んでいる「絶対に見捨てないプロジェクト」のひとつにある、「目的を持った離床」に対する病棟での取り組みをご紹介します。
歩くリハビリでイチョウを満開にしよう!
当院の回復期リハビリテーション病棟では、入院前の生活に戻るためのリハビリを毎日提供しています。
ですが、リハビリのない時間を長時間ベッドの上で過ごすことが増えると、廃用症候群(筋力低下や全身持久力の低下、食欲低下、床ずれなど)の原因になる可能性があります。※安静が必要な状態を除く
そこで、2階回復期リハビリテーション病棟では離床に対する取り組みとして、病棟内ウォークを行っています。
病棟内ウォーク
病棟の廊下にイチョウの木をあらかじめ用意し、1往復するごとにイチョウの葉を貼り付けていただきます。病棟内は1往復約160mあり、ひとりで歩行できる状態または車椅子を自身で操作できる方を対象に実施中です。
貼り付けるイチョウの葉は、入院中の患者さんが、折り紙を葉っぱの形に切り取っていただいたものを使用しています。
楽しく離床活動をしよう!
イチョウの木を満開にする取り組みとして行っている「病棟内ウォーク」を2階回復期リハビリテーション病棟全体で行い、離床活動を可視化を行っています。「歩いてみようかな」という意欲や歩くことで入院中の活動量が高まり運動習慣をつけ、入院中のリハビリに対して積極性のある活動につながると考えています。
できる範囲は限られますが、不要な安静を減らして、積極的に離床を促し廃用症候群を予防できるよう努めていきます。
リハビリテーション部 作業療法士