足の裏は意外と大事!
足の裏にセンサー?!
現在の生活スタイルでは、靴や靴下を履くことが当たり前となり、裸足で過ごす機会が少なくなりましたが、裸足で過ごすことで得られる効果をご存じでしょうか? 足の裏には「メカノレセプター」という平衡感覚を働かせるセンサーがあります。地面が凸凹していたり、傾いているなど微細な地面の情報を脳に伝える働きをしています。
指令係! メカノレセプター
裸足で歩く機会が減ると、足の裏にある「メカノレセプター」が鈍くなり、足の各筋肉への指令が弱くなり、足の筋肉がうまく使えなくなってしまいます。今のような寒い時期は裸足で生活することが難しいですが、短時間でも裸足で過ごせば効果があると言われていますので、ぜひお試しください。
足の筋肉がうまく使えなくなると、転倒するリスクが高くなったり、足の変形・膝や股関節、骨盤・背骨などさまざまな部位にまで影響します。身体のバランスが崩れやすい場合は、足の裏の「メカノレセプター」の感度を上げる運動をご紹介します。
足の裏の筋肉をほぐす運動
ストレッチ(1セット60秒×2〜3回)
まずは、親指を掴んで反らした状態から60秒、ゆっくりとストレッチを行います。
次に親指以外の指を掴んで反らした状態から60秒、ゆっくりとストレッチを行います。
親指のストレッチと親指以外のストレッチ、2つを1セットとして2〜3回行いましょう。
ボールマッサージ(90秒)
テニスボールやゴルフボールなど硬めのボールをゴロゴロと踏み転がして足の裏をほぐしていきます。やや痛いと感じる部位で90秒キープしましょう。
※立って行う場合は手すりを持つなど足元に注意してください
足の裏を支える筋肉を鍛えるトレーニング
かかと上げ運動(20回×2セット)
かかとを上げる運動を繰り返します。できるだけゆっくりと、かかとを上げる・下げるようにしましょう。安定するように壁に手をついて行ったり、手すりなどを持って身体を支える、座って行うなど工夫して行っても構いません。
足の親指に体重をかけるように意識すると効果的です!
タオルギャザー
タオルを準備して、床に縦に敷きます。
タオルの上に足を置き、足の指を使ってタオルを手繰り寄せていきます。タオルの端まで手繰り寄せたら、タオルを元に戻します。 この動作を繰り返します。
畳の上よりもフローリングなど滑りやすい床で行うと、足の指だけでタオルを手繰り寄せやすくなります。
どれも無理のない範囲で行いましょう。