2021年10月1日から脳神経外科に兒玉医師が着任することとなりました。
つきましては外来診療の枠を3つ追加し、地域のみなさまの「脳神経外科のかかりつけ」に選んでいただけるよう努めてまいります。

脳神経外科医師からのご挨拶

脳神経外科の常勤医として着任いたします。私は生まれも育ちも九州で、15年前に初めて兵庫県に移り、明石市の病院で急性期脳卒中診療や脳腫瘍の治療を行ってきました。
西宮回生病院で診療の機会をいただき、地域医療への貢献のために行いたいことが2つあります。
1つは、病気の早期発見と、予防のお手伝いです。
脳外科疾患の治療結果は、「どれだけ良い治療を受けるか」以上に「治療前の病気の状態」に大きく左右されます。脳腫瘍であれば小さいうちに見つかる方が良いですし、脳卒中の多くは原因がはっきりしており予防が可能です。皆様がお困りの症状に対処するとともに、受診していただいた方の脳の健康状態を把握し、将来の脳卒中を予防するところまで行いたいと考えています。
2つ目は質の高い回復期リハビリです。
いったん脳の病気になると、当たり前のはずの動作ができず、精神的な負担も大きくなってしまいます。時間はかかりますが、日々ほんの少しずつの違いを大事にし、お一人ずつの生活環境に合わせた目標へ向かって、一緒に努力いたします。
手術だけでなく、さまざまな脳疾患の診療に携わってきましたので、いろいろな場面で皆様方のお力になれると思います。
些細なご心配ごとでもかまいませんので、遠慮なくご相談ください。

兒玉　裕司