プチ疑問を解決💡 どうする?診察時の服装〜股関節痛〜
「病院で受診するのはハードルが高い」という声をときどき聞きます。
整形外科の場合は、ケガや激痛がないときはどんな診察をするのか、気になる方も多いと思います。
今回は、股関節の痛みや違和感で初めて病院に行く場合の事例をご紹介します。
受診の前に!痛みや違和感をメモしよう
「なんとなく痛い」「違和感があるような…」という段階で受診さるときは、痛みや違和感を覚えておくと医師にも説明しやすく、ご本人も受診を決める目安になると思います。
- 痛みを感じる・違和感を覚えた時間帯はいつ?
- どんなときに痛みや違和感があった?
- 痛みはすぐに消えたのか、1日中ずーっとあるのか
- この動作がしにくい!というものはある?
「いつ」「どんなふうに」「どれぐらい痛みが続くのか」という点をお聞きします。そのため、どうしても痛みが発生した状況や時間、生活のどんなときに起こっているのかを掘り下げてお話しいただくことになります。痛みを放置することは避けてほしいですが、痛みや違和感を覚えておくと医師への説明がスムーズになります。
診察の内容について
股関節痛や股関節の違和感で受診された場合、診察ベッドで仰向けの状態になり、両脚の長さや角度を測ったり、どれくらい股関節が曲がるのか、足が開くのか、捻じれるのかという点を確認します。
診察のときの服装は…
- 可動域を制限せず診察しやすい服装がおすすめ
- 診察中に角度や長さを測る場合があるため捲り上げやすい服装がおすすめ
※当院の場合は、ハーフパンツなどの着替えもご用意しています
検査について
股関節痛の原因を調べるために、レントゲン検査を行う場合が多く、状況や状態によっては、CTやMRI、造影検査などがあります。
レントゲン撮影のときの服装は…
レントゲン撮影の際は、金属の付いたものは外すことになります。
そのため、ジーンズのようなファスナーの付いたズボンは脱ぐ必要があります。
着替えに抵抗がある人は、ウェストにファスナーやホックが無いタイプのズボンを選びましょう。
また、装飾がある下着も撮影に影響する場合があります。派手な下着の着用も控え、できるだけシンプルな下着を選んでください。
そのほか病院によって規定が異なりますので、詳細が気になる場合は事前に聞いておきましょう。
※レントゲン撮影時に気をつける服装についてのコラムはこちら
病院へ行ってみようかな、という気持ちが大切。
「病院にいくほどでもない」と我慢したりせず、痛みがひどくなくても受診することが大切です。痛みの原因はさまざまですので、実は別の原因で痛みが起こっている可能性もあります。「どうしようかな」と思ったら、ぜひ一度、お近くの病院を受診ください。当院は、月曜から土曜日の午後まで受診可能です。