「麻酔が効かなかったらどうしよう。」「アレルギーがあるけど、大丈夫かな。」
手術を予定されている患者さんには不安に感じることがあると思います。今回は手術室のスタッフが手術前に大切にしていることをご紹介します。

手術前の訪問

手術予定の患者さんの病室を手術室の看護師が訪問します。「手術を受ける」という大きな出来事を不安に感じている患者さんやご家族、また手術に対する理解度なども改めて手術前に把握し、手術の前に不安な要素を減らせるように取り組んでいます。必要であれば補足の説明なども行い、その場で応えられるように対応します。

じっくりと不安要素と向き合う

手術を受ける患者さんの「漠然とした不安」は、さまざまです。不安な要素を分析しながら、患者さんの不安にじっくりと耳を傾けることに重点を置いています。また、ご自分の不安を伝える機会が少ない方も多く、不安を話すことも大切だと考えています。じっくりと患者さんと話す時間を設けることで、心の奥にある不安なことが見えてくる場合もあります。また、不安を解消するためにもどこが不安なのかを聞くことが大切だと考えています。

手術を受けることになったとき、病気の内容や不安を抱え込みやすくなると思います。
「どうしよう…」とひとりで抱え込みながら手術を受けることがないように、手術前に手術室の看護師が訪問した際、手術に対する不安や疑問点などがあれば、気軽に話していただければと思います。

手術室スタッフ一同