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スタッフコラム

環境を管理するための清掃ポイント

清掃の基本は環境を管理することです。
病院の場合であれば「療養環境を整える」「部屋の汚染を外に出さない」「「患者さんやそのご家族、医療従事者や訪問者、清掃作業への感染を予防する」ことです。今回はご自宅でも実践できる、正しい清掃についてお伝えします。

環境管理における清掃(清潔)

  • 目に見えるほこりやゴミが床にない
  • 床に人工的なシミなどの着色がない
  • 床に食べこぼしなどが落ちていない、異臭なものがない
  • 目に見える範囲でベッドやテーブル、椅子などの周辺に汚れがない
  • 戸棚や飾り棚などの上に、ほこりやゴミが溜まっていない
  • ゴミが出たら素早く処分・処理している
  • トイレやゴミ置き場に異常な臭いがしない
  • など

どうすればいい? 清掃の基本

西宮回生病院 療養環境
清掃の基本的な動きについてご紹介します。
まずは、高いところから低いところへ(高所から低所へ)清掃します。上のものを掃除すれば、ごみやほこりが下に落ちるためです。
机と床を清掃する場合は、机から先に拭き上げるようにしましょう。
また、奥から手前に進む順番も同じ理由です。部屋の奥から掃除していけば、キレイになった場所を通ることもなく、効率的に清掃できます。

さらに、拭きかたにもコツがあります。
雑巾やモップを横方向にまっすぐ拭いていき、S字を描くようにUターンしながら汚れを集めるよう拭いていきます。
雑巾やモップを往復させるのは、はやめましょう。往復させるとせっかくきれいに拭いたところが汚れてしまいます。

拭き掃除は継続が大切

手が触れる場所やモノは日常的に清掃を行い、ほこりや汚れを取り除いておくことが有効な感染予防のひとつです。
清掃の順番に気をつけながら、日頃から拭き掃除の習慣をつけて予防しましょう。

看護部