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スタッフコラム

膝痛や股関節痛の予防は「足部(そくぶ)」の改善から?!

膝や股関節などの不調をよく耳にします。その原因が直接その部位にあるだけではなく、足部そくぶ(足先から足首まで)が衝撃を吸収しづらくなっていることも考えられます。今回は足部そくぶの負担と機能、簡単な痛みの予防策をご紹介します。

足部そくぶへの負担、ご存知ですか?

歩行するとき、足部そくぶ(足先から足首まで)にかかる負担をご存知ですか?
歩きはじめる「一歩」には、床を押す力と床から押される力があります。押されるときに足部そくぶが受ける負担は、体重の1.2倍と言われています。
1日に歩く歩数の平均は8,000〜13,000歩ほどですので、8,000〜13,000回も足部そくぶは衝撃を受け続けています。その強い衝撃をうまく吸収できなくなった足部そくぶで1日中過ごしていると、膝や股関節に負担のかかる歩き方になってしまい、関節の不調に繋がっている可能性があります。

足部そくぶの機能を守ってあげよう!

足部そくぶには以下の3つの機能があります。

  • 衝撃緩衝機能
  • 衝撃を推進力へ変換する機能
  • 体重を支え安定した姿勢で蹴り出す機能

「土踏まずが平らになっている」「外反母趾になっている」「親指と小指の付け根が横に広がっている」というお悩みをお持ちの方や、かかとの関節(距骨下関節)が歪んでいる自覚がある方は、足部そくぶの機能が低下しているかもしれません。また、一度機能が低下すると戻りにくいとも言われています。低下しているかもしれない機能は、以下の方法で改善を試みてみましょう。

  • インソール(中敷)を使用して正しい位置へかかとを誘導する
  • 自宅でインソール機能を持った靴下を履いてみる
  • ストレッチや足首の筋力アップを実践してみる

足部そくぶを強くするには「筋力アップ」

インソールの使用以外に、足首や足先を強くすることが、足部そくぶ全体の機能改善に役立ちます。
例えば、かかと上げを毎日することで足首・足部の筋力を強くできます。さらにアキレス腱のストレッチを毎日することで足部周辺が柔らかくなり、痛みの予防につながります。無理のない範囲で、ぜひ試してください。

膝痛や股関節痛の痛みが続く場合は、最寄りの整形外科にご相談されることをおすすめしています。当院での受診も可能ですのでご不明な点がありましたら、お問い合わせください。

リハビリテーション部