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スタッフコラム

「権利擁護」〜本人の尊厳を守るということ〜

医療現場では、日々多くの支援が行われています。
そのなかで、私たちが大切にしている「権利擁護」という考え方についてご紹介します。
権利擁護とは、「支援を受ける人がその人らしく、尊厳をもって生きることを守る取り組み」です。たとえ病気や障害があり、医療的な管理や介護が必要な状態であっても、一人ひとりが本来持っている「権利」が侵害されないように「何を大切にしているのか」「どのように過ごしたいのか」といった本人の思いや意思に目を向けることが、必要に応じて代わりに声を上げることを指します。

気持ちや意見が正当に扱われるように

医療の現場では、治療やケアについて説明を行う際に「本人が理解し選択できること」が重視されています。また、入院生活においても、必要以上の制限や管理を行わないように、常に振り返る姿勢が求められます。なかでも身体拘束については、本人の安全を理由に行われることがありますが、同時に尊厳を大きく損なう可能性を持つ対応です。そのため、身体拘束は「やむを得ない場合の例外」と考え、できる限り行わない、ゼロを目指す取り組みが当院でも進められています。

気付きによる声かけの大切さ

権利擁護は、特別なことではありません。
「この人を、一人の人として大切にできているか」と自分たちに問い続ける、その姿勢そのものです。
【日々の支援の積み重ねが、本人の安心と尊厳を守る力になる
そう意識しながら、私たち医療従事者が、毎日患者さんに向き合い、声をかけ続けることで成り立っています。また、権利擁護は「患者家族」にの支援にもつながります。困っているという声を聞いてから行動に移るのではなく、困っていそうなサインに気づき、お声がけができるよう努めています。

地域連携室 社会福祉士