スキマ時間でリフレッシュ!秋の不調対策
10月から11月上旬にかけては、朝晩の寒暖差や夏の疲れに加え、日中の冷房による体の冷えが重なりやすく、自律神経のバランスが乱れやすい時期です。その影響で、筋肉もこわばりやすくなります。筋肉をほぐして血流を促すストレッチや軽い運動を取り入れることで、乱れた自律神経のバランスを整える効果が期待できます。スキマ時間にストレッチから始めてみませんか。
簡単!時短!!効果的なストレッチ
PC作業やスマホを閲覧する時間が増えると、首や肩の血流が悪くなり、筋肉のこりにつながります。スキマ時間をみつけて、ゆっくりと首を回したり倒したり、肩を回すと効果的です。ほかにも、座りっぱなしが多い人には、ふくらはぎやアキレス腱を伸ばすストレッチも効果的です。特にふくらはぎは“第2の心臓”と呼ばれ、血流を押し戻す重要な役割があります。まずは20回程度を目指してストレッチをはじめませんか。
ちょっとがんばる!おすすめの「ながら運動」
次に生活動作のなかで運動を取り入れる方法です。例えば、「歯磨きをしながらかかと上げを行う」「テレビを見ながら太ももを上げる」「信号を待ちながらお尻の穴を締める(骨盤底筋運動)」などです。毎日の小さな積み重ねが効果を発揮します。まずは習慣化を目指して取り入れてみましょう。また、秋はウォーキングシーズンでもありますが、ウォーキングの目安は「1回20分〜30分、週に3〜5回」で心肺機能や筋持久力が向上します。

朝夕はぐっと涼しくなる一方で、日中にはまだ暑さが残っている毎日です。
日常生活に「簡単なストレッチ」「ながら運動」を取り入れて、少しでも体調改善のきっかけをつくりませんか。朝夕の涼しい時間帯だけでも、無理のない範囲で筋肉をほぐしてみましょう。
理学療法士