暮らしの「困った」に作業療法で寄り添う
退院後、自宅での生活に戻ると、新たな課題に直面することは少なくありません。
今回は、外来リハビリで行っているサポートの内容をご紹介します。
外来の作業療法とは
外来で行う作業療法は「生活実践リハビリ」が中心となります。
例えば「肩が痛くて洗濯物が干せない」といった場合は、肩の筋力や関節の動き(関節可動域)を評価しながら、さまざまな角度から具体的なリハビリ方法をご提案します。(※リハビリの効果や進め方には個人差があります)
安全な動作を練習しながら
まずは、痛みの状態を確認したうえで、ご自宅でできる運動方法をお伝えします。
そして、日常生活で行いにくい動作を安全に行えるよう、練習を通して痛みの軽減と動作能力の維持・改善を目指します。
楽しみを少しずつ取り戻すために
また、自宅での転倒が心配な場合は、手すりの設置場所や段差の解消など、住宅環境に関するアドバイスも行います。必要に応じて、福祉用具の専門家やケアマネジャーと連携することも可能です。
「こんなことができるようになった」「前より楽になった」といった小さな成功体験を積み重ねながら、自信を持って日々の生活を送り、生活の質を高めていただければと思っています。
作業療法士
外来リハビリテーションについて
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