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スタッフコラム

「春バテ」のはなし

気温が上昇し、過ごしやすい季節となりました。
4月といえば、新入学や新生活の時期です。当院も23名の新入職員を迎え、活気に満ちています。
一方で、この時期は生活環境の変化による「不安」や「緊張」から、精神的ストレスがかかり体調不良に陥ってしまうこともあります。
「春特有」の気圧の変化や寒暖差も大きく関与して、自律神経のバランスが崩れ、疲れやだるさが生じやすく、バテやすい季節でもあるのです。

自律神経って?

自律神経には、交感神経と副交感神経があり、互いに相反する役割を担っています。
交感神経は主に体を活発に動かすときに優位に働き、副交感神経は主に体を休めるときに働きます。通常はこの2つの神経がバランスを取り合うことで心身の調子が保たれています。
緊張や不安が強い場合には、交感神経が優位となり、持続することで自律神経が乱れて、血流障害が起こり疲労感や頭痛、肩こりといった症状を招くことになります。春特有の気温・環境の変化が、自律神経のバランスが崩れていませんか?

副交感神経の働きを高めることがカギ?!

そもそも自律神経を乱さないためにできることのひとつに「生活のリズムを整えること」があります。自立神経はおおよそ24時間の周期でバランスを保つため、以下のことから始めてみましょう。

  • 食事…1日3食バランスよく摂取する、水分も多めに摂る
  • 運動…ストレッチで筋肉をほぐし血流をよくする
  • 寝る前…スマートフォンやタブレット端末を見ない
  • 睡眠…しっかりと睡眠をとり、生活リズムを整える

そのほかにも…

  • 感情…悩みやストレスを吐き出す
  • お風呂…シャワー浴ではなく、湯船に浸かりリラックスしましょう
  • 気分転換…ハーブティーやアロマを取り入れて心身を落ち着かせる

この時期は、「60%近くの人が春バテを感じている」というデータがあります。
私たちの体調に大きく影響する自律神経のバランスを崩さないためにも心にゆとりをもって過ごすことを心がけましょう。

看護部