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アスリハ通信

お家でチェック④ 「正しい姿勢、できていますか?」

今年度は「お家でチェックできる内容」を毎月のコラムでご紹介していきます。第4回は「姿勢」についてです。

姿勢の悩み、ありませんか?

背筋がピンと伸びた理想的な姿勢がある一方で、「猫背」や「反り腰」などに悩みを持つ人も多く見受けられます。猫背や反り腰は、スタイルに影響するだけではなく、肩こりや腰痛といった身体症状が出ることや、スポーツ場面では「構え」に影響します。

姿勢をキープするには・・・

「正しい姿勢なんて、いつでもできる」と思える反面、「正しい姿勢をキープするのは大変」という声もよく聞きます。姿勢をキープできない要因には「筋力の低下」や「筋肉の硬さ」が影響していると言われています(※1)。筋力量や筋肉の硬さをご自宅で調べることは難しいですが、「ストリームライン」という方法を用いることで、簡単に自分の姿勢の癖を知ることができます。

姿勢の癖を調べる方法として

ストリームラインとは、「蹴伸びの姿勢」とも言われ、水中で最も水の抵抗を減らした流線型(ストリーム)をイメージした姿勢を言います。指先から足先まで一直線になる型が理想ですが、腹筋が弱かったり、背中が硬かったりすると、流線型(ストリーム)が歪んできます(※2)。

チェック方法

  • 壁に向かって背を向ける
  • 両足を閉じて、かかと・お尻・背中・肩が壁に着くように立つ
  • 手を天井に向けてゆっくりと上げる

上手くいかないパターン

  • 肩をつけると、背骨が反る/背中がつかない
  • 背中をつけると膝が曲がり猫背になる/肩がつかない
  • 手が頭の上まで上がらない

肩や肩甲骨周りの柔軟性の獲得や腹筋を鍛えたり、筋肉の緊張をほぐすことで姿勢の癖を改善できます。姿勢をよくするためには、楽しみながら取り組むことも大切です。「ちゃんとしなければ」「もっとまっすぐしなきゃ」と焦りすぎる気持ちだけにとらわれず、上手くいかないパターンがひとつでも改善できることを目指しましょう。

参考URL・引用文献

  • 1)Janda V, et al:Muscles and motor control in cervicogenic disorders. Physical Therapy of the Cervical and Thoracic Spian.2002.
  • 2) 奈良梨央,他:ストリームライン姿勢での脊柱アライメントが前方牽引による受動抵抗に与える影響.水泳水中運動学.2019.

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