作業療法と園芸療法
5月から新たに南館が稼働し、スタッフの人数が増えた「リハビリテーションの作業療法」と「園芸療法」について改めてご紹介します。
作業療法とは
作業療法は事故やケガにより腕や脚の骨折、脳卒中による麻痺などで動かしにくい・難しくなった動作を以前のような生活が送れるように援助(リハビリ)することです。
外来でのリハビリや入院生活中のリハビリを継続して行うためには、モチベーションを維持しなければなりませんが容易な課題ではありません。そのため、繰り返し行うリハビリにはさまざまな工夫が必要です。
新しく園芸療法士が在籍!
当院は、今年度から園芸療法士が在籍しています。園芸といえば、花や野菜を育てることを言いますが、園芸療法は、花や野菜を育てることを通じて「身体機能の向上」と「他者とのコミュニケーションの促進」という多くのメリットがあります。疾患や障害の状態に関係なく、園芸療法を行うことでストレスを軽減し、水やりや草の間引きなどの活動が楽しく続けられる運動になります。また、日々変化する花や野菜の成長過程を楽しむこともできます。
千日紅、百日草、マリーゴールド、ラベンダー、トマト、ナスなど!
今後は、南館と北館の屋上などで患者さんに植物の植え付けや花で作るドライフラワーやアクセサリーの作成などにも取り組んでいきたいと考えています。作業療法士と園芸療法士が協力し、精神的な側面にも届くリハビリテーションをご提供できるように努めたいと思います。
リハビリテーション部 作業療法士