お家でチェック② 「バランス機能」
今年度は「お家でチェックできる内容」を毎月のコラムでご紹介していきます。第2回は「バランス機能」についてです。
「バランス機能」とは
バランス能力とは、静止または動的動作における姿勢維持の能力を指します。この能力は感覚系・中枢司令系・筋力系などの要素によって決まります。バランスボールなどのトレーニング器具を使ったトレーニングが行われており、その効果は研究によって確認されています。(※1)
バランス機能の評価(片脚立位時間)(※2)
バランス機能を測定する際には、片脚で立っていられる時間を測定します。通常は腰に手をあて、片方の下肢を浮かして立位を保持し、浮かした側の下肢が地面に着くまで、手が腰から離れるまで、あるいは倒れそうになるまでの時間を測定します。
この時間が長いほど、バランス機能が良好であると判断されます。
バランス機能にはいろいろな身体要素が関係しています。
特に目からの情報は姿勢を保つうえで重要であり、片脚立位においても「目を開けたとき」と「閉じたとき」では立位時間に差が出ることが多いです。また、足の状態、例えば扁平足や足の指の状態も強く関係すると言われています。次回は、足や足の指と身体活動の関係についてご紹介します。
参考URL・文献
- 1.厚生労働省 柔軟性
- 2.Jonnson E, et al.One-leg stance in healthy young and elderly adults: a measure of postural steadiness? Clinical Biomechanics.2006.