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スタッフコラム

呼吸について

秋をどのように過ごされますか? 読書の秋、食欲の秋などに加えて「運動の秋」でもあります。ここ数年は「マスクを着用した生活」が続き、呼吸が浅くなっていませんか?今回は、呼吸の仕組みと乱れた呼吸方法を整えるストレッチをご紹介します。

呼吸がもたらす変化

呼吸の仕組み

まずは、呼吸の仕組みについてです。
「息を吸う」と、肋骨(胸郭)が広がり、横隔膜は下がり、腹腔内圧が変化します。また「息を吸って吐く」ことで酸素と二酸化炭素が肺の中で入れ替わり、新しい酸素が血管を通して全身に運ばれる仕組みです。
もし、呼吸が浅くなっていたり、息を吸ったときに肋骨(胸郭)が硬くなって広がりにくくなると、連動するように横隔膜も硬くなり、回りまわって身体の痛みの引き金となる可能性や、浅い呼吸は副交感神経が優位に働きにくく、リラックスしづらい身体の状態を招いてしまいます。
では、どのようにして、肋骨(胸郭)の動きを柔らかくしなやかにすれば良いのでしょうか。ここでは、簡単に出来るストレッチを3つご紹介します。

呼吸の浅さ改善ストレッチ

※最初は短い秒数からもOK、痛みが強いときはやめましょう

胸を開く(大胸筋)ストレッチ

胸を開く(大胸筋)ストレッチ

  • 指先を壁につけて腕を伸ばします
  • 胸を張り伸ばした手と反対側に体をひねります
  • 深呼吸をしながら30秒を目安にストレッチしましょう

身体を曲げる(体幹側屈)ストレッチ

体幹ストレッチ

  • あぐらの姿勢で座ります
  • 脇腹のあたりが伸びるように腕を伸ばします
  • 腕の位置は耳より後ろを通るようにします
  • 曲げた膝はできるだけ床に押さえておきましょう
  • 深呼吸をしながら30秒を目安にキープします

キャットストレッチ

キャットストレッチ

  • 腕を肩幅に開き四つん這いの姿勢になります
  • 息を吐きながらおへそをのぞき込むように背中を丸くします
  • 次に息を吸いながら背中をそらします
  • この動作を10回程度繰り返します

日常生活にストレッチを取り入れよう!

パソコンやスマートフォンを使用する時間が増えると、身体を縮めてじっとしている姿勢は、肋骨(胸郭)の動きが制限されます。ご紹介したようなストレッチで呼吸を深め、健康的な毎日を過ごしていただければと思います。