【動画解説】グロインペインを予防するストレッチ
今月の動画解説は「グロインペインを予防するストレッチ」についてです。
鼠径部痛症候群とも言いますが、サッカーでの発生例が多く、「ランニング」や「ステップ動作」「キック動作」で鼠径部周辺に痛みが現れます。
症状は、主に鼠径部や下腹部、内ももの付け根などが痛むことが多く、原因の多くは「股関節の可動性や股関節・体幹筋力の低下」による、キックやランニングなどの競技動作の不安定性や身体コントロール(以下、協調性)の低下が考えられます。また練習内容や頻度、練習環境、趣味や日々の習慣など、さまざまな要因が絡んでいる場合が多いです。
予防するために効果的なストレッチを3つご紹介いたします。
予防ストレッチ
股関節後面のストレッチ
- 床に座り、片足を曲げます
- 曲げた足のくるぶしを反対側の膝の上に乗せます
- 腰を曲げないように背筋を伸ばした体勢から40秒をキープ
- この動作を左右ともに行い1回〜2回程度実践しましょう
股関節の内側のストレッチ
- 膝を大きく開いて四つ這いに
- 腰を真っ直ぐにしてお尻を後ろに引く
- この体勢で40秒をキープ
- この動作を1回〜2回程度繰り返しましょう
股関節前面のストレッチ
- 壁を背にして片脚の膝を床につく
- 足先の甲は壁につける
- 反対の脚は前に出して上体を起こす
- この体勢で40秒をキープ
- この動作を1回〜2回程度繰り返しましょう
少しずつ秒数や回数を増やす形で始めましょう!
グロインペイン症候群は、発生要因が多岐に渡るため、放置しておくと症状が長期化することもあります。股関節周囲に痛みを感じたら早めに医療機関を受診するようにしましょう。