ADL室のご紹介
ADL室ってなに?
当院5階にあるADL室を紹介します。
まずADLとは、「Activities of Daily Living」の略語で日常生活動作を意味します。人が生活を送るために行う活動能力のことを示し、基本的ADLは、移動や排泄・食事などで手段的ADLは買い物や家事動作、金銭管理などが含まれ、ADLの動きを確認、練習できる部屋がADL室です。当院のADL室には家事に必要な台所設備や洗濯機・掃除機といった家電を配置し、実際の生活に近い訓練を行うことができます。
ADL室には和室と押入れもあります。
立ち座りや押入れから布団などを出し入れする動作、布団を敷く動作も確認できます。また、台所では、実際に調理をする調理訓練も実施しています。調理の内容は患者さんに合わせ、必要に応じて動作を手助けする自助具も使って行います。
入院中の患者さんが少しでも安心して帰れるように、ADL室を使い、ご自宅に近い環境でのリハビリテーションを提供しています。身体の変化によって、長年行っていた動作が難しくなった箇所や危険な動きが出てきてしまいます。作業療法士は、それらを把握して、より安全に自宅で過ごしていただけるようにお手伝いできればと思います。
リハビリテーション部