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尿蛋白について

健康診断人間ドック尿検査

健康診断や診察などで「尿をコップに採ってください」と言われたことはありませんか?
体の中を流れている血液の検査とは違い、尿は体にとっていらなくなった「排泄物」、というイメージを持たれている方も多いのではないかと思います。しかし、この尿ひとつから体の様々な異常を発見できます。前回に続き、尿検査より尿に含まれる蛋白質(尿蛋白)の検査についてお伝えしようと思います。

そもそも尿はどうやってできる?


血液中に含まれる蛋白質は、血液が腎臓を通るときに老廃物など一緒にいったん腎臓内に捨てられています。この捨てられた液は尿の元となる「原尿」と呼ばれます。原尿の中には、まだ体に必要な栄養素や蛋白質などが含まれたままなので、腎臓はこの原尿から必要な栄養素や蛋白質などを「もう一度吸収する働き」をするのですが、この再吸収を行ったあとのものが尿となります。健康な方の尿の中でも、1日当たり100mgまでの蛋白質は再吸収されずに尿として体の外へ排出されています。

尿蛋白を調べる理由

健康な方でも、尿中に排出される蛋白質の量が増えてしまうことがあります。過度な運動・精神的ストレス・肉ばかりの偏った食生活・熱い湯船に浸かったあと・月経前などの場合は、一時的に蛋白量が増えてしまいます。
一方で、腎臓・心臓・肝臓・血液に疾患がある場合や、高熱のときなどにも尿中の蛋白質が多くなります。そのため、健康診断や診察などで尿検査を行い、血液検査の結果と併せて、全身の健康状態を確認しています。そのための大切な項目のひとつに「尿検査」が設けられています。

「かん・じん・かなめ」の臓器を守ろう

「かんじんかなめ」は「肝臓」と「心(腎)臓」がとても重要で大切な臓器であることが由来だと言われています。普段は、意識することが少ないかもしれませんが、血液をきれいにするための「体内ろ過装置」が腎臓です。大切に労わって健康に過ごしましょう。

検査部