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レントゲン撮影時の「息を止める」理由とは?

診療放射線技師として働くなかで、レントゲン撮影をするときに最もご質問を受ける「息を止める」ことについてご紹介させていただきます。

 「息止め」をする理由とは?

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レントゲン撮影をする際、「息を止めてください」とお願いして撮影することがあります。
これには、2つの効果があります。
1つは、観察したい部分を見やすくする効果です。胸部レントゲン撮影を行うときは、大きく息を吸ってもらうことにより肺の組織が膨らみ観察しやすくなります。

レントゲン撮影もう1つは、撮影したレントゲン写真のブレを抑える効果です。普段、私たちが写真を撮るように動きに弱く、動いてしまうとブレた写真になってしまいます。そのため、撮影する直前に息を止めてもらうことで、呼吸によって起こる動きを抑えて、ブレがない「きれいなレントゲン写真」が撮影できます。

 「息止め」をしない場合も

一方で、手や足など呼吸に影響しない部位をレントゲン撮影する場合は、息を止めて撮影することはありません。放射線技師は撮影する部位によって、より良い画像を撮影するために努めていますので、ご協力いただければと思います。

放射線部

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