過去に処方されたお薬について
処方された「お薬」が残ったとき、どのようにされていますか? 今回は、「お薬」についてのお願いと注意事項のはなしです。
処方された「お薬」は「そのとき限り」「自分専用」です
手元に「お薬」が残ってしまったとき、ご自身で保管して別の機会に飲んだり、似たような症状を訴えている人に譲る、ということは、しないようにお願いします。処方された「お薬」は「そのとき限り」「自分専用」です。
過去の「お薬」を飲むことは危険
症状が似ている場合でも、病気の原因が違う場合は、使う「お薬」が異なります。
そのため、「残ったら保管しておいて、同様の症状が出たとき服用する」ということはできません。例えば、インフルエンザのときの「お薬」を保管しておき、風邪症状のときに服用しても効きません。「お薬」の量もそのときの症状にあわせて決められています。そのため、過去に医師から処方された「お薬」を自己判断で飲むのは危険です。
こんなときも控えましょう
処方された「お薬」は、同じ症状が出ている家族であっても譲ったり渡すことはできません。ほかの人が飲んだ場合、副作用が強く出たり、アレルギーが起こることもあるからです。さらに、古くなった「お薬」は成分が変化して有害となる場合もあります。処方された「お薬」が飲み忘れなどで残ってしまった場合は、必ず廃棄してください。
「お薬」は、食品と同じように「生もの」だと考えて、古くなったものは使わないようにしましょう。
薬剤部