インフルエンザの季節がやってきました
今年もインフルエンザが流行する季節がやってきました。
そこで、今回はワクチン接種についてご説明をいたします。
予防接種はなぜ必要?
インフルエンザには風邪症状と大きな違いがあります。
- 急な発熱が起こる(高熱の確率が高い)
- 筋肉痛・関節痛・頭痛など全身症状が強く出る
- 重症化すると肺炎や髄膜炎などを起こし重い後遺症が残る場合もある
感染しないための「予防」としてだけではなく、万が一感染した場合でも症状を軽く抑えることができるため、予防接種をおすすめしています。
また、インフルエンザ脳症などの合併症を起こて重症化した場合、死亡する例もあります。
さらに、乳児ではインフルエンザの予防接種をした場合でも50~70%の確率でインフルエンザにかかるといわれていますが、この場合は予防接種を打つことで、重症化のリスクを下げることにつながります。
インフルエンザの時期について
毎年10月頃からインフルエンザ予防接種が始まりますが、インフルエンザが流行を迎える時期は11月から翌年4月頃までと言われています。咳を1回するだけで約10万個のウイルスが2mほど飛び散り、くしゃみを1度するごとにウイルスが約3mも広がります。体調が悪いと感じた時点で、感染対策として「マスクを着用」するようにしましょう。
予防接種はいつ受ければいいの?
ワクチン接種の効果を得られるようになるには、接種からおおよそ2週間を過ぎた頃からとなります。
大人の場合は、効果の持続は4~5か月間と言われています。
10月から11月頃には1度、ワクチン接種を受けることをお勧めします。
また、幼児の場合は、接種を2回受けるため、10月と11月頃が良いとされています。
ワクチン接種を受ける際に、気になることがありましたら、
受診の際に直接、医師または看護師までご相談ください。
看護部