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スタッフコラム

高齢者の水分摂取について

9月になりましたが、まだまだ気温が高い日、日差しが強い日があります。
当院の通所リハビリテーションでは、到着時からお茶やスポーツ飲料(熱中症対策飲料)の提供を積極的に行っています。今回は「なぜすぐに提供するのか」という理由と脱水症予防をご紹介します。

我慢した結果…水分不足に?!

高齢者の熱中症

通所リハビリテーションに到着時に「フラフラするわ~」「トイレ行くの大変やからあんまり飲んでない」などのお話を聞きます。利用者さんの中には送迎の車に合わせて、出発前に水分摂取を控える方も多いようです。特にひとり暮らしをされている方や身体がうまく動かせない場合、食事・排泄・入浴など当たり前にできていたことに「時間がかかる」「思うように動かせない」「少し動いたらしんどい」「転倒が不安・・」などの理由から、億劫になってしまいます。「夏場だから水分を!」と思っているものの、水分を摂ると「トイレに行かないといけない」「出発前だから我慢しよう」と考えてしまう方が多いように感じます。

どう防ぐ? 高齢者の健康管理

さまざまな理由で水分摂取を控えてしまう傾向が高い方には、お出かけをされて目的地に到着次第、水分を摂っていただくことがのぞましいです。
通所リハビリテーションでは、到着して水分摂取を行ったあとに、「体温」「血圧」「脈拍」のチェック・記録も併せて実施しています。
感染予防対策から、外出先でも体温を測る機会が増えていると思いますが、測ったときの体温(心拍数などが分かる場合は心拍数も)覚えておくと1日の体調管理に役立ちます。スマートフォンや腕時計型の健康グッズを活用することも方法のひとつです。

こんなときは・・・

水分量が足りず、脱水症状になり始めると「いつもと表情が違うかもしれない」「トイレに行ってないな…」という変化が現れます。
通所リハビリテーションでは、すぐに脈拍数や血圧などを確認できるため職員同士で情報を共有できますが、ご自宅では即対応!ということが難しい場合もあります。
以前のコラムでもご紹介していますが、1日の水分補給のタイミングを意識していただき、脱水状態の予防につなげましょう。
1日の水分量 高齢者の健康管理

冷房が効いている室内や気温が少し下がっている涼しい日でも、水分摂取は必要です。
まだまだ暑い日が続くようですので、当院の到着時の水分提供も続けながら、利用者の皆様に良いサービスが提供できるよう努めていきます。

デイケア 介護福祉士

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