リハビリテーションに「植物の力」を活用する園芸療法を提供しています
植物の持つ「癒しの力」や「成長」を活かして、季節に合わせた緑化活動や植物の栽培、育てた花を使ったアート作品の制作などの園芸活動を実施・支援します。 野菜や花を植える、水をやる、作物を収穫するといった、庭や畑などの敷地内の空間を利用して行い、自然と関わることで心身のストレスや不調を軽減させることを目指します。また、敷地内で育てた草花を利用し、ドライフラワーや押し花をつくり、さまざまなアート作品を季節にあわせて制作します。興味のあるプログラムにはできるだけ参加いただけるよう努めています。
園芸療法士が入るリハビリテーションとして
作業療法士とともに、入院中の患者さんを対象に、季節の花の植え替え作業や草花を使った作品づくりを実施しています。現在行っている活動内容には、以下のようなものがあります。
- 土作りや苗の植え付け
- 草花の植え替え作業
- 育てた花を使った押し花づくり
- 育った野菜の収穫
- 季節の行事に合わせたコースターなどのクラフト制作
植えた花の成長は、リハビリの時間に確認していただくことも可能です。さらに、育った野菜の収穫を「収穫祭」としてみなさんで行うなど、楽しみながら積極的に参加できる場を提供しています。
制作物の一例紹介
毎月、「季節のカレンダー」を制作しています。
事前に園芸療法士が用意した季節の押し花やドライフラワーをご用意しています。
使用する花は、すべて病院の敷地内で咲いたものを使用し、自然のぬくもりを感じていただけるようにつとめています。
使用するドライフラワーや素材を組み合わせることで、立体的な作品に仕上げることも可能です。
制作が終わった作品は、記念としてお持ち帰りいただけるほか、1ヵ月間のカレンダーとして、患者さんや利用者さんの日常に彩りを添えるアイテムとしてご活用いただけます。
敷地内の花の育成について
駐車場エリア、デイケア前、5階屋上など、できるだけ多くの場所を雑草のままにせず、花や野菜を育てる緑化活動を行っています。