寝たきりによって起こる廃用症候群や合併症(筋力低下、関節拘縮、褥瘡、肺炎、認知機能の低下やうつ症状など)を予防するためにも、早期離床が重要です。
日中ベッドで寝ている時間を減らすことを減らすことが回復への近道だと考え、集団で行うリハビリテーションにできるだけ参加いただけるように呼びかけています。リハビリテーションの内容は、季節行事を中心にイベントごとや創作活動などです。
病棟のレクリエーション
入院生活の中で心身のリフレッシュや離床を目的として、リハビリメニューとは別に活動の時間を設けています。桜の季節には、病棟を出て夙川沿いを散策するなど、積極的な外出にも取り組んでいます。また、屋上を利用した催しや、地域の行事が眺められる際には場所を移動し、患者さんが「参加したい」と感じていただけるよう工夫を凝らしています。
園芸療法
園芸療法士が常駐し、敷地内の花壇や5階屋上の園芸スペースにて、野菜などの栽培を行っています。植物や花が持つ「癒やし」の効果やストレス緩和の作用を活かしながら、個別リハビリや集団リハビリの一環として、患者さんとともに作品づくりや野菜・花の育成に取り組んでいます。毎年、多くの野菜を収穫しており、療養生活に彩りを添えています。
その他の季節行事
季節の行事や病院主催のイベントへのご参加に加え、職員の子どもたちや、学校行事で病院を訪れる学生との交流も行っています。感染防止対策を徹底し、患者さんの体調やご要望を十分に伺ったうえで、ご参加いただける場合に限り実施しています。