より安全なトイレ誘導・トイレ自立のために
入院中の患者さんのなかには、さまざまな疾患や障がいを抱えている方も多く、排泄に関する悩みは高齢者に限らず、若年層を含む幅広い年代に見られます。
排泄という行為には、トイレまでの移動、衣服の上げ下ろし、便座の確認と着座、そして立ち上がりといった複雑な動作と筋力が必要です。
在宅復帰を目指す過程では、入院期間中のリハビリテーションのなかで不安を解消できるよう、安全なトイレ誘導とストレスの少ないトレーニングの提供を心がけて取り組んでまいります。
早期介入・お悩みを緩和できるように支援します
排泄ケアおよび排泄リハビリテーションを行うにあたり、どのような状態にあっても、患者さんの意欲を損なうことのないように配慮しながら実施し、無理のない・苦痛にならないリハビリテーションに取り組みます。
こんな取り組みを行っています
- 寝たきり状態からベッドサイドに座るトレーニング(尿道カテーテルからの離脱、座位のトレーニング)
- 排尿に関連するトレーニング(おむつから離脱、布パンツやリハビリパンツへの移行)
- 骨盤底筋トレーニング
- トイレ環境の調整・改善(手すりの設置や補高便座の導入など)