当院で提供している「訪問看護」について、利用されている方や保険の形態などをご紹介します。

医療保険と介護保険の使い分け

「訪問看護」は、介護保険と医療保険のどちらにも位置づけられていますが、利用される方の年齢や対象となる疾患によって異なります。
「介護保険」を利用できる方は、65歳以上で、要支援・要介護認定を受けている方、または40～64歳の方で「特定疾病」に伴う要支援・要介護の認定を受けている方です。
介護保険と医療保険を同時に利用することはできません。基本的に要介護や要支援の認定を受けている場合は、介護保険が優先されます。

どんな看護をしているの？

訪問看護の強みは、年齢に関係なく地域で暮らす全ての方に、必要な医療支援を提供できるところです。定期的に利用者さんのご自宅を訪問し、その方の病気や障害に合わせた看護を提供します。訪問したときに、普段とは異なる状態や変化があった場合、またはご家族やケアマネージャーから利用者さんの病状について相談を受けた場合は、すぐにかかりつけの医師と相談して医療保険での治療が受けられるように対応します。また、利用されるご家族の方々が一時的に介護できないときには、医療保険の範囲で短期間病院に入院する「レスパイト入院」の予約や手配も行っています。当院にて「レスパイト入院」を行うこともでき、切れ目のない看護ケアをご提供しています。

組み合わせた対応も

訪問看護では医療保険と介護保険を状況に合わせて組み合わせながら、ご利用される方とそのご家族の方々が住み慣れた自宅で生活・療養ができるようサポートしています。
在宅で暮らす時間が少しでも豊かになるように看護を提供することが私たちの大きな役割だと思い、日々の訪問サービスを行っています。

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