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スタッフコラム

当院の回復期リハビリテーションの取り組み@理学療法士

近年、平均寿命が80歳を超え、
65歳以上の高齢者の人口が25%に達しようとしています。
そこで超高齢化社会を迎えるにあたって、当院の回復期病棟が
行っている取り組みを2つご紹介します。

まず1つ目は栄養です。
現在、65歳以上の高齢者の低栄養の割合は17.8%で
6人に1人は低栄養状態と言われています。
低栄養状態で運動療法を行うと、
必要なエネルギーが不足しているため
筋肉がやせ細ってしまい、リハビリの効果が得られない場合があります。
このような状態にならないためにも、栄養状態の回復が必要です。
食べたいのに食べれなかったり、
手が不自由でうまく食事ができない、
食卓に座ることが難しいなど、理由はさまざまです。

そんな方に当院のリハビリでは、口から食べることを支援するため、
朝食や夕食の食事介入が必要な方へセラピストが介入できる仕組みを整えています。

飲み込み具合や自助具の選定、座っている姿勢などを評価しながら
リハビリのスタッフだけではなく、看護師やケアワーカー、管理栄養士と一緒に
栄養状態の改善を行っています。

「退院時には、トイレにひとりで行けるようになってほしい」

2つ目は、生活リハビリです。
ご高齢の患者さんが入院されたときに、ご家族から
「退院時には、トイレにひとりで行けるようになってほしい」
と言うご要望を最も多くお聞きします。
当院では、入院期間中のリハビリで
寝室からトイレまでの生活動線や段差などを
想定した生活リハビリを取り入れて、
ご本人やご家族の希望に沿えるようなリハビリの提供を行っています。

理学療法士

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