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黄砂によるアレルギー症状に注意!

黄砂によってもアレルギー症状が誘発されるということをご存じでしょうか。

黄砂とは…?

黄砂現象とは、東アジアの砂漠域(ゴビ砂漠やタクラマカン砂漠など)や黄土地帯から強風により吹き上げられた多量の砂漠の砂やちりが、偏西風にのって飛んできたものです。

黄砂で具合が悪くなるのは、なぜ?

黄砂の大きさ
森林を切り開いて工業化が進んだ結果、乾燥した土地が増え多くの有害な物質と砂が混ざり、黄砂の量は年々、増えています。アレルギーを誘発する物質が付着した黄砂を吸い込んでしまい、アレルギーを引き起こす可能性につながっていきます。特に、黄砂は花粉よりも粒子が細かく、肺の末端まで吸い込んでしまい、花粉症よりも症状が重くなったり、すでに花粉症の方は、その症状を重くしてしまう可能性が懸念されています。

黄砂のピークはいつまで?

黄砂は、風向きの関係から2月から4月がピークになり、夏になると減少します。花粉のピークを迎える時期と重なります。ですが、黄砂は風の強さで飛散量が増減するため花粉とは違って夜に黄砂が飛散することもありますので、夜の外出も注意が必要です。

どう防ぐ?黄砂対策

現段階では「黄砂アレルギー」自体を検査で明らかにはできません。
花粉症のアレルギー検査を受けてその結果が陰性であることから、黄砂アレルギーを疑うことになります。ですが、黄砂はアレルゲンではありません。黄砂自体ではなく、黄砂に付着する大気汚染物質が悪さをするのです。アレルギー性の結膜炎や鼻炎、気管支炎などの対症療法と同じように以下のことを注意しましょう。

  • うがい・手洗い・洗顔と衣類を払って黄砂を落とす
  • 洗濯物はなるべく部屋干しに
  • できるだけ窓を開けない
  • 空気清浄機を活用する

看護部

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