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スタッフコラム

回リハ病棟のリハビリ風景

今回は回復リハビリテーション病棟のリハビリについてご紹介します。
回復リハビリテーション病棟でリハビリを提供する役割は、患者さんが自宅などに帰られても身の回りのことが自分でできるように、また介助されるご家族にとっても介助量を軽減できるようなリハビリテーションを提供することが大切だと考えています。事例と合わせてお伝えします!

食べたい気持ちに寄り添う!

回リハ病棟のリハビリ風景1

脳卒中などで利き手がうまく使えなくなった患者さんのリハビリを行っていると「自分で食べられるようになりたい!」と言われることがあります。
このような場合は、食事動作を分析・改善します。その結果をもって円滑にお箸やスプーンなどを使う訓練をしていきます。
例えば、「大好きなお菓子を自分の手で食べたい!」というお気持ちに寄り添い、今回は「ちぎる」「つまむ」などの手の訓練をします。
実際のリハビリとしては、食事動作に必要な体幹から肩甲帯・腕や手首・指まで、うまくつかめるように訓練していきます。必要に応じて、食事をサポートする自助具の選定も行います。

 

回リハ病棟のリハビリ風景2

最初は難しかった動作がスムーズにできるようになり
「自分で食べるお菓子は最高においしい!」
とおっしゃっていただき、患者さんの笑顔が本当にうれしかったです!
リハビリが達成でき、お菓子をもってお召し上がりになりました!!

今回は「自分で食べたい!」という事例でしたが、回復リハビリテーション病棟では患者さんのご要望を取り入れたリハビリも積極的に行っています。

リハビリテーション部 作業療法士

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