冬の旬野菜を食べよう!
12月に入り、2024年も残りわずかとなりました。
寒い冬は、温かいお鍋や汁物が一層おいしく感じられる季節です。今回は、冬が旬の食材についてご紹介します。
なぜ良い?旬の食材を食べる理由
旬の食材を食べることには、以下のような理由があります。
新鮮でおいしい
旬の食材は、ほかの季節と比べて香りや旨味、甘味等が豊富でおいしさが際立っています。素材そのものを活かし、シンプルな味付けでもおいしい料理を作ることができます。
栄養価が高い
食材の栄養価は季節によって変化しますが、旬の食材は栄養価が特に高いことが特徴です。なかにはほかの季節と比べて栄養価が数倍高くなるものもあります。
価格が安く手軽に入る
旬の食材は生産量が増えるため、価格が安くなる傾向があります。新鮮でおいしい食材を安価で購入できるのも旬の魅力のひとつです。
冬が旬の食材を覚えよう!
冬に旬を迎える食材は、寒さから身を守るために細胞に糖を蓄積するため、糖度が高くなり甘味が増します。また、ビタミンやカロテンなどの栄養素が豊富で、免疫力を高め、風邪予防にも役立つといわれています。代表的な4つの野菜を解説します!
大根
1年を通して市場に出回っている野菜ですが、大根は冬が旬の野菜です。
冬の大根は甘味が強くなるのが特徴で、特に寒くなる12月から1月頃のものはさらに甘味が増します。この時期の大根はサラダなどの生食でもおいしく食べられます。
白菜
霜が降り始める11月から2月頃までが旬とされる野菜です。
白菜には水に溶けやすいビタミンCを含まれているため、お鍋などで使用する際には煮汁まで一緒に摂取するのもおすすめです。
ほうれん草
ほうれん草は11月から2月頃が旬とされる野菜です。夏に比べて冬のほうれん草は栄養価が高く、特にビタミンCが多く含んでいます。シンプルな調理法でその美味しさを引き立てるのがおすすめです。
ねぎ
1年を通して市場に出回っている野菜ですが、冬のねぎは特に甘味が強く、食べやすいのが特徴です。ねぎに含まれる栄養素「アリシン」は特有の香り成分で、疲労回復や風邪の予防・改善に効果があるといわれており、この時期にぴったりの食材です。
今回は代表的な野菜をご紹介しましたが、ほかにも果物や魚など、冬に旬を迎える食材はたくさんあります。鍋料理や煮込み料理などに積極的に取り入れて、寒い季節を元気に乗り切りましょう。この機会に、ぜひ冬の味覚を存分に楽しんでみてください。
栄養部 管理栄養士