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スタッフコラム

口唇閉鎖は良いこといっぱい!

今年の夏は例年以上に厳しい暑さが続いています。「飲む」「食べる」ことで熱中症対策に繋げていただければと思います。
今回は、この「飲む」「食べる」以外の口(くち)が口唇閉鎖になっているか、いわゆる口(くち)をしっかり閉じることについてご紹介します。

ポカン口(くち)になってませんか?

普段、口を閉じている状態を「口唇閉鎖(こうしんへいさ)」と言います。口唇閉鎖は「咀嚼する」「しっかり飲み込む」「滑舌よく話す」ことと大きく関係しています。この力が衰えると、食べ物や飲み物が口からこぼれ出る、食べ物や飲み物を飲み込んだあとに喉に一部残る、喋りづらい、ということが起きてしまいます。
口唇閉鎖の力を衰えさせないために、唇の周囲を円状に囲む筋肉「口輪筋(こうりんきん)」を鍛えておくことが大切です。

自宅で口輪筋を鍛えよう

今回は身近なものを使用してできる「ボタンプル運動」をご紹介します。
【準備する物】

    • 大きめのボタン(直径2~3㎝、厚さ3㎜程度)
    • 丈夫な紐(20~30㎝程度)

※用意したボタンに紐を通して結んでおきます

【方法】

    • 紐を通したボタンを唇と前歯の間に挟み、口をしっかり閉じる
    • ボタンが口から飛び出さない程度の最大限の力で糸を10秒間引っ張る

これを5セット程度行ってみましょう

この運動は表情筋のトレーニングにもなるため、表情が若々しくなる効果も期待できます。椅子などに座り、回数は無理のない範囲で調整して行いましょう。

言語聴覚士