合併症について 合併症について

合併症について

股関節手術の合併症について

脱臼

人工股関節置換術の合併症と問題点として有名なものに人工関節の脱臼だっきゅうがあります。
これは人工関節のカップの中からヘッドが抜けてしまう状態のことを指します。残念ながら脱臼が生じてしまった場合、病院で整復操作を行うことになります。以前は脱臼を予防するために術後のしゃがみこみや正座動作などは禁止事されていましたが、現在はインプラントや手術方法の改善により禁止動作もなくなり、脱臼率は1%以下となっています。
もともと膝関節に障害のない方であれば人工股関節の手術後に正座や和式トイレも禁止動作にはなりません。当院では、ナビゲーションを使用することにより「正確な人工関節の設置」を行い、脱臼のリスクが限りなく0%に近づくように努めています。

※人工関節の設置位置や設置角度が悪いと、股関節を深く曲げたり捻ったときにカップの端とステムの首の部分が衝突し、その状態から深く曲げるとテコの原理で脱臼が生じてしまいます。もともと関節がゆるい場合や柔らかい場合、転倒などの外傷によって生じる場合もあります。

術後の細菌感染

人工関節置換術後の合併症で最も問題となるのが「術後の細菌感染」です。
術後の細菌感染も1%程度の確率で生じる合併症で、生じた場合には洗浄や人工関節の入れ替えなど追加手術が必要になります。糖尿病の方やがん治療をされている方、膠原病などの免疫機能が低下している方はリスクが高くなります。虫歯や鼻腔、水虫などからの感染の報告もあります。口腔内や足の指を清潔に保っておくことも重要です。
当院では、手術前に歯科衛生士による口腔内のチェックや鼻腔の細菌検査を行うことで術前の予防をしています。

血栓

手術中や手術直後は患者さん自身で下肢の運動ができないため、エコノミークラス症候群に代表される下肢の血の巡りが滞る状態になり、下肢の血管に血栓が生じやすくなります。下肢に血栓が生じると、足のむくみや痛みを感じるほかに歩行訓練が開始された際に血栓が血管内で移動し肺塞栓が生じる重篤な合併症が生じる場合があります。
当院では血栓症の予防に手術の前後に血栓がないかどうかを調べる下肢超音波検査を行い、手術中手術後にフットポンプ(足のマッサージ器のような器具)と弾性ストッキングの使用を義務付けています。

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